[原子力産業新聞] 2002年5月30日 第2138号 <2面> |
[原子力安全・保安院] 原電東海など保安検査「問題なし」経済産業省原子力安全・保安院は27日、2002年度第4回「廃棄物埋設施設および廃棄物管理施設並びに原子炉施設(廃止措置)に係わる保安検査」の結果を発表した。 今年2月から3月までの検査期間中、廃棄物の埋設・管理や、原子炉廃止措置を実施している5つの事業所を対象に、東海・大洗原子力保安検査事務所、原子力安全・保安院放射性廃棄物規制課の原子力保安検査宮が、保安規定の各条文に対して、立入り、帳簿検査、関係者質問などを実施した。 対象となった施設および検査内容は(1)日本原子力研究所東海研究所廃棄物埋設施設(埋設保全区域の管理、保安教育訓練、記録及び報告)(2)原研大洗研究所廃棄物管理施設(総則、放射性廃棄物の管理、職員等以外の者に対する保安措置及び放射線管理、保安教育、記録及び報告)(3)日本原燃濃縮・埋設事業所廃棄物埋設施設(廃棄物埋設管理非常時等の措置、保安教育、記録及び報告)(4)原燃再処理事業所廃棄物管理施設(総則、廃棄物管理施設の操作及びガラス固化体の管理、保守管理、非常時等の措置、保安教育、記録及び報告)(5)日本原子力発電東海発電所原子炉施設(保安管理体制、禁止事項、廃止措置管理、放射性廃棄物管理、放射線管理、保守管理、非常時の措置)。 保安院は検査の結果「保安検査を実施した範囲では、保安規定に違反する事項は認められなかった」とするとともに、指摘事項も全事業所について、「特になし」としている。 |