[原子力産業新聞] 2002年6月6日 第2139号 <2面>

[日本国際フォーラム] 緊急国際会議「原子力の役割」テーマ

財団法人日本国際フォーラム(今井敬会長)は、7月8日午前9時30分から東京・千代田区大手町の経団連会館ホールで緊急国際会議「エネルギー安全保障と環境保全−原子力の役割」を開催する。安全性や経済性をめぐる議論に加え、エネルギー保障や地球環境問題など国際政治や戦略的な観点に立って原子力の推進を考えることが不可欠との認識のもと、同フォーラムが実施してきた調査研究成果を踏まえての開催。

第1セッション「世界各国のエネルギー環境・原子力政策」では、中曾根康弘・元総理大臣の来賓挨拶に続き、尾身幸次科学技術政策担当大臣、H.ベーカー駐日米国大使、T.ウィン欧州議会予算委員長らが、それぞれ基調講演を行う。午後の第2セッション「国内的次元から見たエネルギー安全保障・環境保全と原子力の役割」では、金子熊夫日本国際フォーラム理事を議長に、B.ウルフ元GE社副社長、T.ウィン欧州議会予算委員長、近藤駿介東京大学大学院教授、秋元勇巳三菱マテリアル会長、今井隆吉世界平和研究所理事、松田英三読売新聞論説委員らによるパネル討論。また、第3セッションは国際的な視点からエネルギー安全保障と原子力を取り上げるパネル討論として、伊藤憲一日本国際フォーラム理事長を議長に、袴田茂樹青山学院大学教授、O.アペール国際エネルギー機関局長、Y.ジュンAPECアジア太平洋エネルギー研究所副所長らが参加する。

参加申込みは、往復はがきに氏名、年齢、職業、住所、電話番号、返信用宛て名を明記のうえ、〒107−0052東京都港区赤坂2−17−12−1301 日本国際フォーラムへ郵送。抽選で百名に無料入場券が送付される。


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