[原子力産業新聞] 2002年6月13日 第2140号 <6面>

垣花夫妻に感謝の意

垣花秀武・若狭湾エネルギー研究センター理事長が長年にわたり私費で留学生に我が国の先端技術や自然・文化に触れる機会を提供してきたことに感謝するパーティーが2日、横浜市内で開催された(=写真)。

垣花氏夫妻は1980年代から毎年夏に10人前後のアジア地域などからの留学生を引率し、10日程度の国内旅行を組織してきた。パーティーはこの時のボランティア支援グループが開催したもので40人以上が参加。会場には元留学生40数名のうち代表の四家族が駆けつけ、垣花氏に花束を渡し感謝の意を表した。

パーティーでは、垣花氏を70年代後半に日本人初の国際原子力機関(IAEA)事務局次長に推薦したときの文部事務次官だった木田宏・新国立劇場顧問があいさつし、クリスチャンである垣花氏かイグナチウス・ロヨラや新井白石の業績をライフワークとして紹介した文化面での功績などを讃えた。これに応えて垣花氏は、「アジアのためにさらに貢献していきたい」と、一日も早い体力の回復を誓った。


Copyright (C) 2002 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.