[原子力産業新聞] 2002年6月20日 第2141号 <3面>

[チェコ] テメリン2が初臨界達成

チェコで6基目の原子炉となるテメリン原子力発屯所2具瑛楓(98万1000キロワット、PWR)が5月31日に初臨界を達成した。

同炉は3月11日に合計百63体の燃料集合体の装荷を完了。国際原子力機関(IAEA)の検査官が同国原子力安全当局の立会のもとに装荷状態をチェックした。初臨界に達する2日前には最終検査を無事に終えている。

なお、同発電所1号機(98万1000キロワット、PWR)は2000年12月に国内送電網に接続され、今年1月には定格出力に達している。2月には通常の停止期間に入ったが、現在では再び稼働しており、出力100%の試験運転を実施することになっている。

チェコではテメリン発電所のほかに、ドコバニ原子力発電所で44万キロワットの旧ソ連製PWRが4基稼働中だ。


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