[関西電力] 返還ＭＯＸ燃料を収納

関西電力の高浜発電所において２１日、品質保証データの一部に不正があることが判明した英国ＢＮＦＬ社製ウラン・プルトニウム混合酸化物（ＭＯＸ）燃料８体を、英国返送用輸送容器へ収納する作業が行われた。

作業は同発電所使用済み燃料貯蔵プールから、構内クレーンと専用エレベーターで１体ずつ水面に引き上げられ、「取り扱い装置」に収められた後、専用のキャスク(１４日に英国から到着)へ慎重に収められるという形で実施され、同日中に全ての収納作業は無事、終了した。

返送用ＭＯＸ燃料は２５日に国土交通省の気密性検査などを受けた。合格後に英国へ返送されることになる。なお、輸送ルートおよび英国へのおおよその到着時期などについては、日本出発時に公表されるということだ。