[原子力産業新聞] 2002年7月18日 第2145号 <2面>

[原子力安全・保安院] 各電力、定期安全レビュー報告

原子力安全・保安院は9日、東京電力など電力各社から7プラントの「定期安全レビュー報告書」を受けた。今回報告されたのは、九州電力の川内原子力発電所1、2号機、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所1号機、福島第二原子力発電所3、4号機、中部電力の浜岡原子力発電所3号機、中国電力の島根原子力発電所2号機。

同院では、内容を精査し、評価結果を報告書として取りまとめ公表する予定。

定期安全レビューでは、 (1) 運転経験の包括的評価として、これまでに得られた国内外の原子力発電所の運転経験等が、運転管理及び設備管理の改善等に適切に反映されてきたか評価を行う (2) 最新の技術的知見の反映として、これまでに得られた安全研究成果等の最新の技術的知見の反映状況等の評価を行う (3) 確率論的安全評価を実施し、プラントの安全上の特徴を把握、安全性が十分に確保されていることを確認する (4) 運転開始後30年を迎える前に、安全上重要な機器の経年変化事象に関する技術評価を実施し、同技術評価に基づき、現状の保全活動を充実する新たな保全策を抽出する (今回提出のあった7プラントは対象外) --など。


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