[原子力産業新聞] 2002年8月8日 第2148号 <2面>

[原安協] 総合発表会を開催

原子力安全研究協会は8月27、28日の両日、第35回「原子力安全研究総合発表会」を東京都千代田区平河町の都市センターホテルで開催する。

今回は、(1)放射線発がんリスク評価における線量率効果研究の現状と問題点(2)定量的なリスク評価の活用について‐‐を主要テーマに講演およびパネル討論を行う。

1日目は、低線量・低線量率における発がんのリスクについての理解を求めることを目的に、最新の研究成果について紹介するとともに、低線量被ばくによるリスクの評価に重要な意味を持つ線量率効果についての講演およびパネル討論が行われる。パネリストには、佐渡敏彦氏(元大分看護科学大学)、野村大成・大阪大学大学院放射線基礎医学講座教授、古瀬健氏(元放医研)、丹羽太貫・京大放射線生物研究センター長の4名の講演者に加え、田ノ岡宏氏(元国立がんセンター)、神谷研二・広島大学原爆放射線医科学研究所長が出席する予定。

2日目は、定量的なリスク評価に対する理解の増進に寄与することを目的に、リスク評価手法の基礎と様々な分野における具体例について講演が行われるほか、活用に当たっての課題について総合討論を予定している。参加登録は8月19日まで。参加費(講演論文、消費税込)は1万1000円。

問合せは、同協会(電話03‐5470‐1986)まで。


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