[原子力産業新聞] 2002年9月12日 第2152号 <6面>

[東芝] フルデジタルで小型のX線透視撮影システム開発

東芝は、X線透視撮影システムとデジタル画像処理装置を組合せたフルデジタル遠隔操作式X線透視撮影システムの新製品として、設置性に優れたコンパクトな寝台と高画質撮影を両立した「Winscope2000」(ウインスコープ2000=写真)を開発、このほど東芝メディカルを通して国内販売を開始した。

新製品は寝台を新たに設計、設置に必要な天井高さを240センチメートルに抑えるなどコンパクトな構造になっており、中小病院や検診センターなどに適している。また、デジタル画像処理装置には、画面全体を見やすく補正する独自のデジタル補償フィルタ処理機能を搭載、高画質撮影を可能にした。

国内販売標準価格は7200万円。

国内にて販売開始後1年間で、300台の販売を目指している。


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