[原子力産業新聞] 2002年9月19日 第2153号 <1面>

[訃報] 飯田庸太郎元三菱重工社長が死去

元三菱重工業社長で、政府の行政改革委員会委員長や原産常任理事などを務めた飯田庸太郎(いいだ・ようたろう)氏(=写真)が9日午後10時46分、心不全のため、横浜市内の病院で死去した。82歳。通夜、告別式は近親者だけで行われた。三菱重工が「お別れの会」を開く。日程などは未定。喪主は妻・多美(たみ)さん。

飯田氏は三重県出身。1943年、東京帝国大学第一工学部を卒業後、三菱重工業に入社。主に原動機事業を担当、81年常務、83年副社長を経て、85年社長に就任。89年から会長を務め、95年6月相談役に退いた。会長時代の90年から4年間経団連副会長、94年から97年まで政府の行政改革委員会の委員長を務めた。92年に勲一等瑞宝章を受章。


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