[原子力産業新聞] 2002年10月3日 第2155号 <2面>

[東京電力] 役員人事、倫理担当設置

東京電力は9月25日に取締役会を開き、新社長に勝俣恒久副社長をあてるなどの役員人事を決めた。

勝俣氏の社長就任は15日付け、現社長の南直哉氏は14日付けで顧問に就任する。

荒木浩会長は9月30日付けで顧問に退いた。榎本聰明副社長も同30日付けで退任した。同25日付で二見常夫常務は取締役に降格。原子力本部長は同25日から南社長が兼務し、10月15日以降は白ユ副社長が担当する。

一連の人事は東電の原子力発電所自主点検記録等に不正問題を受けたもので、企業倫理との関わりを重視して、新たに倫理担当を設置、9月25日付で田村副社長が担当することとなった。


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