[原子力産業新聞] 2002年10月17日 第2157号 <4面> |
[文部科学省、経済産業省] 「原子力の日」ポスター決まる文部科学省と経済産業省は4日、今年度「原子力の日ポスターコンクール」の審査結果を発表した。 9回目となる今回は、子供部門1450点、一般部門1605点の応募に加え、学校参加特別賞に、小学校315校、中学校190校の応募があったという。その多数の応募の中から、文部科学大臣賞を受賞した兵庫県のは小学生、浜崎(はまさき) 航貴(こうき)さん(9歳)の作品(=写真上)。また一般部門から経済産業大臣賞に輝いたのは福岡県の中学生、今吉(いまよし) 絵馬(えま)さん(14歳)の作品(=写真下)。 両作品について、審査委員長を務めたグラフィック・デザイナーの永井一正氏は、「21世紀は、地球自体を1つの生態系としての生き物として捉え、そこに生きる我々は地球と共存し、エネルギーを大切に使っていかなければいけないという基本があると思う。(今回の受賞作品は)地球と共存していこうという姿勢が、よく感じられる作品。 これらの作品は、今後、原子力をもう1度考え直すきっかけになるものと思う」と評している。 また、子供部門から優秀賞1点・佳作4点が、一般部門から優秀賞1点・佳作3点が選ばれたほか、学校参加特別賞として、愛知県尾張旭市立旭(あさひ)小学校と、青森県八戸市立北陵(ほくりょう)中学校が、それぞれ選ばれている。 なお、浜崎さんと今吉さんの作品は、「“未来”と“安全”原子力」というキャッチフレーズを入れて、「原子力の日ポスター」として、全国の主な新聞に掲載される他、全国の主な駅、車内広告に掲出され、さらに全国の小・中・高等学校、図書館、自治体、関係機関等に送付される。 |