[原子力産業新聞] 2002年10月26日 第2158号 <12面>

[四国電力] タービン架台ひび割れ「問題なし」

四国電力は15日、伊方発電所第1号機のタービン発電機架台のひび割れに関する安全評価結果等をとりまとめ、地元の愛媛県、伊方町に報告を行った。

9月30日に愛媛県、伊方町から1号機タービン発電機架台のひび割れに関する経緯および自主安全評価結果など3項目について報告するよう要請されていたことを受けての対応。四国電力では、愛媛県、伊方町に対する回答を通して広く一般にも理解が得られるよう伊方発電所内のコンクリート構造物全般について調査等を実施し、ひび割れ状況を確認。ひびはテーブルデッキ部(架台上部)に認められ、最大長さは約5メートル、最大幅は約3ミリメートルだが、91年頃から新たなひびの発生は僅かで問題なく、タービン発電機への影響も問題ないとの結果を得たとしている。


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