[原子力産業新聞] 2002年10月31日 第2159号 <1面> |
[APEC] 日米韓が首脳会談APEC首脳会議中の26日午前、日米韓の三首脳が会談、主に北朝鮮問題について話し合い、日米韓三国共同声明を発表した。 会談において小泉首相は、北朝鮮による核開発問題、特にウラン濃縮計画が、北東アジアと国際社会の平和と安全にとって極めて深刻な問題とし、日米韓三国が一致団結し、北朝鮮に早急かつ検証可能な撤廃を求めることが重要と述べた。 韓国の金大中大統領は、米朝合意枠組が重大なダメージを受けたのは事実だが、これが北朝鮮のプルトニウム開発を阻止してきたことは事実であり、注意深く対応する必要があると述べた。 米国のブッシュ大統領は、日米韓の連繋、国際社会との協力が重要であり、合意枠組についてもこれが大変微妙な問題であることを認識、慎重に対応することが重要と述べた。 三首脳は、関係国とも連繋しながら、北朝鮮に対し迅速かつ検証可能な形で撤廃するよう求めていくことで一致、共同声明として発表した。 |