[ＰＢＮＣ２００２] 中国の深せんで開催、展示会も併設

【深せん２４日＝岡澤需】第１３回環太平洋原子力会議（ＰＢＮＣ２００２）が中国の深せんで２１日から２５日まで開催され、併催の展示会（＝写真）には、１８の企業や国際機関が出展した。展示会には本会議参加者の約６００名をはじめ、地元の広東省や国内外の企業、研究機関、大学、深せん市で建設中の地下鉄工事関係者など、幅広い層の人々が見学に訪れた。

今回展示会の特徴は、産業界の再編や民営化の流れを反映し、仏のＡＲＥＶＡ、韓国の斗山重工業、ＢＮＦＬとＷＨ、日米四社のＡＢＷＲチーム、カナダのＡＥＣＬに秦山第三核電有限公司と日立が相乗りするなど、企業が共同で出品・展示している点。

日本からは、電気事業連合会、核燃料サイクル開発機構、三菱重工業、東芝が合わせて５ブース出展参加し、日立もＡＢＷＲグループなどに参画、日本原子力研究所はパンフレットの提供を行った。

電事連は、海上輸送の安全確保を目指す国際的取り組みをビデオ放映しながら、核燃料サイクルの完結に向けた事業の現状やプルトニウム利用による資源の有効活用等、日本の原子力開発利用の基本的観点についてパネル、パンフレット、対話などを通じて理解促進に努めた。