[原子力産業新聞] 2002年11月7日 第2160号 <2面>

[韓国] FNCAがソウルで開かれる

第3回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)が10月31日に韓国のソウルで開かれ、日本はじめオーストラリア、中国、韓国、マレイシアなど9か国が参加し、各国からの報告と「原子力分野における人材養成」、「持続可能な発展と原子力」の2つのテーマでの意見交換を行った。

人材養成の意見交換では、原子力技術管理に関連して人材養成の情報交換促進や若手世代が原子力科学技術に触れるためのプログラム開発、高等教育のためのアジアネットワーク構築と将来の国際原子力大学設立準備のための原子力技術訓練等の点が重要との認識で一致。持続可能な発展と原子力をめぐる議論では、持続的発展とエネ供給の密接な関連について再確認するとともに、参加国の多くは現在及び将来において原子力は重要なエネルギー源のひとつであるとの認識で一致したという。

また北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核開発問題についても議論され、同問題に対する懸念が議長サマリーに盛りこまれた。


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