[原子力産業新聞] 2002年11月7日 第2160号 <2面>

[サイクル機構] 仏で最優秀論文賞

10月21日から25日まで、フランスのブルジュで開催された「第4回爆発災害防止に関する国際シンポジウム(Explosion2002)」で、核燃料サイクル開発機構が発表した論文「閉空間における爆風伝播挙動に関する研究」が、日本人で初めて最優秀論文賞を受賞した。

このシンポジウムは、1984年にポーランドで始まった「粉じん爆発防止のための国際会議」と、スリーマイル島事故の直後にカナダで開催された「ガス・蒸気・液体系爆発防止のための国際会議」が合同したもので、1996年から2年ごとに開かれている。

今回受賞した論文は、サイクル機構で実施している「先行基礎工学研究」において、同機構再処理センター技術開発課と東北大学および慶應大学が共同研究している、実際の施設内で発生した爆発の爆風伝播の様態を解析するコードの開発等のこれまでの成果。


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