[原子力産業新聞] 2002年11月14日 第2161号 <1面>

[日本原燃] 次期埋設の本格調査

日本原燃は13日、原子力発電所から出る低レベル放射性廃棄物の次期埋設施設の設置に関する本格調査を、青森県六ケ所村の低レベル廃棄物埋設センターで開始した。

原燃では既に予備調査を実施。その結果設置に対して問題となるようなデータが出なかったことから本格調査を実施することとしたもので、施設の設計に必要な地質・地下水のより詳細な情報を得るために行われる。

次期埋設施設は、設置深度が地下50〜100メートルで計画されており、そのため原燃では調査用のトンネルを掘削し調査を実施。具体的には施設の安定性を検討するための試験空洞や、地質・地盤・地下水の調査をするための調査坑を掘削し、それらを利用した地質・地盤・地下水の調査や、地下施設の安定性に関する調査や、さらにはボーリング調査などを行う計画だ。

なお原燃では、調査期間は約3年程度と見込んでいる。


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