[原子力産業新聞] 2002年11月21日 第2162号 <1面>

[原子力安全・保安院] 16事業者が中間報告

電力9社および、日本原子力発電、核燃料サイクル開発機構など16社は15日、各社の保有する原子力施設の自主点検記録総点検について中間報告書をとりまとめ、原子力安全・保安院に提出した。

東電の自主点検記録データ不正を受け、保安院が16事業者に総点検の指示を出したことを受けてのもので、16事業者は、それぞれ過去にさかのぼり関係記録の調査などを実施。その結果、現時点の調査で不正のおそれのある事案はなかったと報告している。

中間報告書の提出を受けた保安院は今後、その内容を分析、各社に対するヒアリングを実施し、結果、必要があれば追加調査等の所要の措置を講じていく方針。


Copyright (C) 2002 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.