[原子力産業新聞] 2002年11月28日 第2163号 <2面>

[日刊エ、原産、原研共催] 来月16日にシンポジウム

日刊工業新聞社、日本原子力産業会議、日本原子力研究所は共催により、「クリーン&クリーン:水素エネルギー社会と原子力」と題したシンポジウムを12月16日、東京都千代田区大手町の経団連ホールで開催する。

水素エネルギー社会幕開けが期待される中、このクリーンな水素をクリーンに製造できる有力な選択肢の一つとして原子力が国際的にも注目を集めるようになっている。

同シンポジウムは、「原子力を利用した水素製造」の技術開発の現状や実用化見通し等について専門家が紹介するとともに、パネル討論を行い、水素エネルギー社会の基盤確立の条件、課題、原子力以外の水素製造法との競争と協調について考えようというもの。

シンポジウムでは、加納時男参議院議員と、本間琢也・筑波大名誉教授がそれぞれ「二次エネルギーとしての水素の重要性」「水素エネルギー社会への課題と展望」と題して基調講演を行うほか、「原子力水素生産の国際動向・欧米が開発に着手」(堀雅夫・原子力水素生産研究会代表)、「高温ガス炉熱利用技術の確立と水素社会への貢献」(馬場治・原研大洗研究所長)の講演が予定されている。

また、(1)原子力を利用した水素生産の可能性・夢・他方式との比較(2)水素エネルギー社会定着の条件・水素生産、インフラ整備に向けた競争と協調‐‐の2テーマについてパネル討論会を行う。

参加費は無料。

参加申込みは申込書に必要事項を記入し、左記までFAXまたはEメールで。申込先は日刊工業サービスセンター「クリーン&クリーン シンポジウム事務局」(FAX03‐3230‐1671、Eメール nkmail01@nikkansc.co.jp、電話03‐3262‐8801)。

申込書は同センター・ホームページに掲載。ホームページ・アドレスは、http://www.nikkansc.co.jp


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