[原子力産業新聞] 2003年1月23日 第2170号 <3面>

[米・エクセロン社] 認可の20年延長申請

米国のエクセロン社は3日、イリノイ州で操業しているドレスデン原子力発電所2、3号機(80万キロワット級BWR2基)およびクアド・シティーズ原子力発電所1、2号機(80万キロワット級BWR2基)の運転認可を20年延長する申請書を原子力規制委員会(NRC)に提出した。

クアド・シティーズの2基は12年に、ドレスデン2、3号機はそれぞれ09年と11年に現行の認可が切れる予定。NRCでは今後2年ほどの時間をかけて、これらの認可更新について審議することになる。

米国ではこれまで、2000年3月のカルバート・クリフス原子力発電所を皮切りにオコーニー、アーカンソー・ニュークリア・ワン、エドウィン・ハッチ、ターキーポイントの5サイト・10基で20年の運転認可更新が認められ、操業開始当初の認可年数40年に加えて合計60年の操業が可能になっている。NRCは今回の2サイト・5基のほかさらに、ノースアナやサリー、セントルーシーなど10サイト・16基の原子炉ですでに認可更新に関する審議を実施中だ。


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