[原子力産業新聞] 2003年1月30日 第2171号 <2面>

[原子力安全委員会] 維持基準で作業部会

原子力安全委員会は23日、「技術基準の基本的考え方策定のためのタスクフォース」を設置した。東電不正問題をうけて電気事業法等改正が行われたことを踏まえ、健全性評価基準(維持基準)を含む関連技術基準の具体化に際しての基本的考え方を策定する目的。昨年10月に安全委では不正問題を受けて経済産業省に対して、設備の安全な運転維持に関し適切な技術基準を策定するよう勧告を出している。今後、法改正を受けて健全性評価基準の具体化が進められるが、その際最新の知見や技術が反映された合理的な基準の策定を促すため、安全委として基本的な考え方を示すことにしたもの。

タスクフォースには安全委の専門委員から阿部清治・日本原子力研究所安全性試験研究センター長、鹿島光一・電力中央研究所狛江研究所金属材料部長、高木光・学習院大学法学部教授、中桐滋・横浜国立大学院環境情報研究院教授、矢川元基・東京大学院工学系研究科教授、八木晃一・物質・材料研究機構材料基盤情報ステーション長がメンバーになる。また松浦祥次郎委員長はじめ各安全委員が加わる。


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