[原子力産業新聞] 2003年2月6日 第2172号 <2面>

[原子力安全委員会] クリアランスレベルまとめ

原子力安全委員会は3日、核燃料使用施設のクリアランスレベル(放射性物質として扱う必要がない物を区分するレベル)をとりまとめ、意見公募を開始した。原子力安全基準専門部会が検討を進めてきたもので、対象は主に日本原子力研究所や核燃料サイクル開発機構が有する大型の燃料照射試験等施設とし、金属やコンクリートなどの固体上の廃棄物及び再利用可能な物について検討した。評価を行う核種の選定や評価の方法等について検討を重ねて、線量評価上代表的な49の核種に関するクリアランスレベルを具体的に数値で定めた。

安全委では、1999年3月に「主な原子炉施設におけるクリアランスレベル」、また2001年7月には「重水炉、高速炉等におけるクリアランスレベル」、「原子炉施設におけるクリアランスレベル検認のあり方」についてそれぞれ定めてきている。


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