[原子力産業新聞] 2003年2月6日 第2172号 <2面>

[中部電力] 浜岡原子力発電所で防災訓練

国や静岡県、中部電力などは4日、中電の浜岡原子力発電所3号機(BWR、110万キロワット)を対象に、原子力綜合防災訓練を実施した。

この訓練は、原子力災害に備えようと毎年行われているもので、通常運転中の浜岡原子力発電所3号機において非常用炉心冷却装置などにトラブルが発生し、放射性物質が外部に漏洩する可能性が出たとの想定事故に基づいて実施された。

今回は、同町に昨年新設された静岡県浜岡原子力防災センター(オフサイトセンター)を初活用。テレビ会議システムを利用した情報伝達や対策協議などの訓練が重点的に行われた。

なお今回の訓練には、国、静岡県、中部電力など147の機関から約700人が参加したが、地元浜岡町および御前崎町は、参加を見合わせている。


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