[原子力産業新聞] 2003年2月13日 第2173号 <1面>

[原産] 福井市内で年次大会準備委開く

 日本原子力産業会議は7日、福井市内のホテルで第36回原産年次大会の第三回準備委員会(=写真)を開催、4月14日から敦賀、福井両市で開かれる同大会のプログラム構成等について議論を行った。同会合には児嶋眞平委員長(福井大学学長)をはじめ、委員ら21名が参加した。

 7日の準備委員会では、全体的なプログラム構成については合意が得られたものの、1月27日に名古屋高裁金沢支部で出された「もんじゅ」設置許可無効判決に対して、敦賀大会の中で正面から受け止め議論する必要があるとの意見や、国側が上告理由を説明する必要があるとの見方が寄せられた。また、三日目の市民参加セッションが原子力専門家向きになりすぎているので、一般市民がより参加しやすい構成にしてはとの意見も出された。事務局はこれらの意見を勘案しプログラムを調整、2月下旬をメドに一般への案内を行うことで了承された。


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