[原子力産業新聞] 2003年2月13日 第2173号 <2面>

[FNCA] 高校で放射線利用講演会

 日本原子力産業会議は7日、アジア原子力協力フォーラム(FNCA)原子力広報プロジェクトの一環として、福島県立会津工業高等学校で放射線利用に関する講演会を開催、原産から町常務理事が「人にやさしい原子力」と題して講演を行った(=写真)。この講演会は、昨年秋にアジア八か国の高校二年生を対象として実施した「放射線についてのアンケート調査」のフォローアップ活動で、同校はこのアンケート予備調査協力校の一つ。

 講演会には約80名の生徒が出席、町常務は身近な放射線利用について、世界各国での食品照射、品種改良、医療用具滅菌などを紹介、原子力発電についても地球環境を守るために重要と説明、生徒は熱心に耳を傾けていた。担任の教師は、「原子力に対する生徒の関心は高くないので、外部専門家によるやさしい話を聞く機会が必要」と述べている。今後、他の高校でも同様の講演会を企画する予定。


Copyright (C) 2003 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.