[原子力産業新聞] 2003年2月13日 第2173号 <4面>

[原子力発電訓練センター] ISO認証を取得

 原子力発電訓練センター(山東龍彦社長、福井県敦賀市)は7日、HSB−RS社(ハートフォードスチームボイラー検査・保険会社)を審査機関とする品質マネジメントシステム規格ISO9001の2000年版の認証を取得したと発表した。認証適用範囲は「原子力発電の技術要員の教育・訓練ならびに運転責任者の基準適合判定等に関する業務」。認証機関はANSI−RAB(アメリカ国家規格協会−審査機関認定協会)で、有効期間は2006年1月27日までの3年間。

 国内の同分野でのISO9001−2000認証取得は初めてとなる。

 同社では今回の認証により、企業体質の継続的改善と原子力発電に係わる教育・訓練サービスの品質向上を図り、顧客の運転員への技術サービスを通じて、原子力プラントの安全・安定運転を支え、社会の発展に貢献していきたい考えだ。

 同社は1972年、PWR原子力発電所の運転員の教育・訓練機関として設立、1974年に訓練を開始した。

原子力発電所運転員を含む電力会社やメーカー等の原子力発電に関わる技術者の教育・訓練を行っている。


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