[原子力産業新聞] 2003年2月20日 第2174号 <2面>

[日本原燃] 漏洩対策工事に着手

日本原燃の再処理事業所使用済み燃料受け入れ・貯蔵施設のPWR燃料貯蔵プールに漏洩があった問題で、経済産業省は14日、同施設の変更に係る設計及び工事の方法を認可。原燃は翌15日に工事に着手した。

今回の認可内容は、同再処理工場使用済燃料受入れ・貯蔵施設のPWR燃料貯蔵プールにおいて、漏洩調査のため切り出したライニングプレートを張替えるとともに、取替え箇所の溶接線に沿って新たに漏えい検知溝を追加施設するもので、原燃では1月24日に、経済相に許可申請を提出していた。

保安院はまた、昨年7月に原燃より申請されていた、「使用済燃料の受入れ及び貯蔵施設で発生する低レベル放射性廃液を、再処理設備本体へ移送して処理する設計を、使用済燃料受入れ・貯蔵建屋において処理する設計に変更する」申請係る設計及び工事の方法を、17日に認可した。


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