[原子力産業新聞] 2003年2月27日 第2175号 <2面>

[茨城県] 対テロ図上訓練、県警と陸自が実施

茨城県警と陸上自衛隊第一師団は25日、武装した工作員が茨城県内に侵入したとの想定で、原子力施設の警備や住民避難などの共同図上訓練を、同県警本部で実施した。

訓練には茨城県警と、自衛隊第一師団の幹部ら約40名が参加。強力な殺傷力を持つ武器を所持した武装工作員等が茨城県の海岸から上陸し、一般の警察力による治安維持ができない事態として、第一師団が出動するという想定の下、茨城県警では、工作員の発見、鎮圧、原子力施設など重要施設を警備する際の、自衛隊と警察の連携の確認などが行われた。

警察と自衛隊による共同図上訓練は、2000年に警察庁と防衛庁の協定が改定されて以降、昨年11月に北海道で行われたのを皮切りに、今年2月に大阪と福井で行われているが、関東地方での実施は初めてのこと。


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