[原子力産業新聞] 2003年3月6日 第2176号 <5面> |
[原電] 敦賀1号機、シール機能低下で手動停止日本原子力発電は2月27日、敦賀発電所1号機(BWR、出力35万7000キロワット)は、定格電気出力で運転中、三台ある原子炉再循環ポンプのうち二台(B・C号機)の軸封部(メカニカルシール)でシール機能の低下傾向(シールリーク流量の増加傾向等)が認められたと発表した。今回の機能低下が原子炉再循環ポンプの運転に支障を生じるものでなかったが、予防保全の観点から、該当する軸封部を取り替えることとし、同28日に原子炉を手動停止した。周辺環境への放射能の影響はなかった。今月5日までに同社は、微細な異物がシール面に混入したためと推定、該当部品を交換し運転再開することにした。
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