[原子力産業新聞] 2003年3月20日 第2178号 <3面>

[フラマトム社] 燃料製造で中国との協力継続

フラマトムANP社は2月26日、中国の四川省にある宜賓燃料集合体製造工場との間で燃料製造や現地での検査、修理活動に関する新たな協力協定を締結したと発表した。これにより両者の専門家達は今後さらに5年間に渡って協力活動を続けていくことになる。

中国の核工業集団公司が所有する宜賓燃料工場は91年にフラマトムANP社と初めて契約し、同社からAFA・2G燃料集合体製造技術の移転を受けるプログラムを開始。宜賓工場は94年に完了した同プログラムに基づき、広東大亜湾原子力発電所の取り替え用燃料、秦山2期工事の初期炉心を供給した実績がある。

大亜湾発電所ではまた、2001年にさらに新しいAFA・3G燃料を装荷。この燃料は98年にフラマトムANP社と締結した技術移転契約に基づいて製造されたもので、同発電所の運転サイクルを12か月から18か月に延長する決定を下した広東原子力発電合弁事業社のニーズに合うよう、高効率で燃料交換頻度の削減と稼働率の改善が期待できるとしている。


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