[原子力産業新聞] 2003年3月20日 第2178号 <3面>

[加・カメコ社] 遠心分離法濃縮工場建設から撤退

カナダのカメコ社は10日、ルイジアナ・エナジー・サービシズ(LES)社が米国で推し進めている先進的な遠心分離法ウラン濃縮工場の建設計画から撤退すると発表した。

この工場はテネシー州ハーツビルで欧州のウレンコ社の技術を採用して建設される予定になっており、LESの総予算は11億ドル。中心となっているのはウレンコ社とウエスティングハウス(WH)社で、カメコ社は昨年の7月に4つの参加条件を記載した契約覚書(MOA)を交わして、米国のほかの3電力会社(エクセロン、エンタジー、およびデューク社の子会社であるクレイボーン社)とともにLESの提携企業となることに同意していた。


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