[平沼経済相] 原発警備の厳格化指示

　平沼経済産業相は、米国のイラクに対する武力行使に踏み切ったことを受け、２０日夕刻の会見で、原子力１６事業者に対し、�@施設内の状況と設備の運転状況の監視の徹底�A施設内の作業者、見学者等の入出者の管理の徹底�B外部から施設内への進入を監視する装置、防止策、施錠などの管理の強化及び徹底�C施設の巡視、点検等の入念な実施�D非常時の連絡通報体制の徹底�E施設の安全に対する不法な行為及びその情報に関する連絡体制の徹底�F危機管理能力の強化�G核物質防護規定等に基づいて各種措置の徹底――を指示したことを明らかにした。

　また同相は、自衛隊の活用に関し、警察と海上保安庁の警備の強化と発電所での体制強化で対応する方針で、「自衛隊の警備は考えていない」と明言した。