[原子力産業新聞] 2003年4月17日 第2182号 <4面>

[原子力安全・保安院] 安全基盤研究の公募

原子力安全・保安院は9日、2003年度の原子力安全基盤調査研究の公募を始める。公募期間は4月21日(月)から5月20日(火)まで。

募集する研究テーマは、@「安全管理(リスクマネージメント)」、原子力産業における安全確保活動の中で、品質保証体制を構築し、実効性を確保するためのマン・マンインターフェースに基づいたトラブル防止システムに関する研究等A「リスクコミュニケーション」、原子力の安全上の課題について、関係者相互の意思疎通や合意形成のための広報広聴体制の構築又はリスクコミュニケーターの養成システムに関する研究等B「コーポレートガバナンス(企業統治)」(2003年度より新設)、原子力関連企業内部の意思決定の在り方、法令遵守意識、組織文化の問題や企業行動に対する規制行政の対応の在り方又は技術者の倫理の在り方に関する研究等。2003年度は新規に9件程度(地震・活断層関係が3件程度、人文・社会科学関係が6件程度)を予定している。研究費の補助は、1研究テーマあたり年間1000万円まで。研究期間は最長3年間。公募要領の詳細については、今月中に、原子力安全・保安院のホームページ(http://www.nisa.meti.go.jp)及び産業技術総合研究所のホームページ(http://unit.aist.go.jp/actfault/activef.html)に掲載される。

公募にともなう説明会を今月21日と23日に東京と大阪でそれぞれ開催する予定。第1回目は21日(月)午後1時から3時。場所は虎ノ門パストラル新館6階アジュールの間(〒105−0001 東京都港区虎ノ門4−1−1、電話03−3432−7261)

第2回目は23日(水)午後1時から3時。場所は大阪天満研修センター(JR環状線天満駅前、〒530−0034 大阪府大阪市北区錦町2−21、電話06−6354−1927)。


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