[原子力産業新聞] 2003年5月8日 第2184号 <2面>

[総合資源エ調査会・部会] エネ基本計画の策定に着手

 総合資源エネルギー調査会・基本計画部会(部会長=茅陽一・東大名誉教授)が4月25日に初会合を開いた。エネルギー政策基本法に基づいて閣議決定するエネルギー基本計画策定にむけての検討を行う部会で、6月末にも計画案をまとめる方針。「安定供給の確保」と「環境への適合」を前提にした「市場原理の活用」の3つの柱を基本理念とするエネルギー政策基本法に沿い、エネルギー政策の骨格となる基本計画を作成することになる。出席した岡本資源エネルギー庁長官は、同計画の検討と「きびすを接する形でエネルギー需給見通しも検討していくことになる」と述べ、同計画を固めた上で、エネルギー需給見通しの見直しにも着手する考えを示した。


Copyright (C) 2003 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.