[原子力産業新聞] 2003年5月8日 第2184号 <3面>

[中国] 運営管理会社が発足 大亜湾・嶺澳両原発で

 中国広東省で稼動する大亜湾原子力発電所(=写真)(各98万4000キロワット、PWR2基)と嶺澳原子力発電所(98万5000キロワット、PWR)の両方を運営管理する新会社として「大亜湾核電運営管理有限責任公司(DNMC)」が設立され、3月31日から業務を開始していたことが明らかになった。

 両発電所はサイトが約1キロメートルしか離れておらず、2002年5月に嶺澳1号機が運開して以来、同発電所の運転管理は大亜湾発電所に委託されていた。新会社はこれを発展させる形で、これまでそれぞれの発電所を運営してきた「広東核電合営有限会社(GNPJVC)」と「嶺澳核電有限公司(LANPC)」が共同出資して設立したもの。職員数は約2300名で、本部は大亜湾発電所内に置かれている。なお、GNPJVCとLANPCは今後も原子炉設置者として引き続き存続し、それぞれの発電所の売電、財務会計、および税務などを担当していく。


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