[原子力産業新聞] 2003年5月8日 第2184号 <5面>

[原子力安全・保安院] 東電のひび割れ除去工事着手認める

 原子力安全・保安院は先月17日、東京電力から提出されていた柏崎刈羽原子力発電所第3号機及び福島第一原子力発電所第4号機における炉心シュラウドのひび割れの除去工事に着手することを認めた。

 柏崎刈羽第3号機については、シュラウドサポートリングの溶接部(H7)近傍に存在するひび割れを、放電加工で全周にわたって除去する。ひび割れの除去後、放電加工面には、レーザピーニングによる応力緩和措置を行う計画。

 福島第一・4号機については炉心シュラウド中間部胴の溶接部(H4)近傍に存在するひび割れを、研削加工で除去する。ひび割れの除去後、研削加工面には、ウォータジェットピーニングで応力緩和措置を行う。


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