[東京電力] 点検実施　配管の接続部５年間無点検か所も

　東京電力は１日、原子炉圧力容器と原子炉再循環系配管の接続部点検についての方針を決め、今回の停止期間中に近年（約５年間）点検を行っていない溶接線についても点検を実施することにした。

　今回の停止期間中に点検予定のプラント福島第二発電所と柏崎刈羽発電所について、準備が整ったプラントから順次点検を開始している。

　そのうち柏崎刈羽４号機は先月２８日から、また福島第二・１号機は今月１日から、同２、３号機は２日からそれぞれ点検を開始した。福島第二・２、３号機と柏崎刈羽１から３号機及び５号機は工程を調整中という。

　これまでは、原子炉圧力容器の溶接線として位置付け、１０年間で全ての溶接線について点検していた。