[原子力産業新聞] 2003年5月15日 第2185号 <1面>

[ベトナム・ホーチミン市] 原子力展示会を開催

 ベトナム最大の都市ホーチミン市で、4月29〜5月4日まで、ベトナム原子力委員会などの主催で「原子力平和利用展示会」が開催され、38度を超える温度と高湿度の中、1万1000人の入場者を集め、大きな反響を呼んだ。同展示会は、1昨年にハノイ市で開かれて以来3回目。ホーチミン市周辺の地方政府、産業界、マスコミ、一般公衆を対象に、原子力平和利用への正しい理解を広めることを目的とし、原子力発電以外にも、医学、農業、工業などでの原子力技術の利用が紹介された。

 この展示会には、日本原子力産業会議と日本プラント協会が後援、また原産は代表団(団長=西室泰三原産常任理事)を派遣し、展示実施等にも協力した。

 展示会と並行して4月29日〜5月1日には、日本人講師も参加してセミナーが開かれ、原子力発電の現状、農業、医学、工業分野での原子力利用などが紹介された。


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