[原子力産業新聞] 2003年5月15日 第2185号 <3面>

[台湾電力] 龍門原発の建設作業が46%進捗

 台湾電力は4月下旬、台湾北部の貢寮で建設中の龍門原子力発電所(各135万キロワット、ABWR2基)について、作業の約46%が完了し、5月末頃には1号機の圧力容器が貢寮の沿岸に到着する見通しになったことを明らかにした。

 同発電所の建設工事は四年前に開始され、1号機は2006年7月、同2号機は07年7月の完成が予定されている。今年1月には、同発電所用重機器類の陸揚げに必要な防波堤の建設について反原子力派から「海岸の下流域に影響が出る」とのクレームが付き、台湾電力は政府命令により4月11日までの間、防波堤建設を一時停止していた。


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