[原子力産業新聞] 2003年5月29日 第2187号 <2面>

[人事] 電力各社の新役員

 電力各社は20日から23日までに開催した取締役会で、役員人事を内定した。各社とも6月下旬開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。(敬称略)

北海道電力

 新任取締役候補に市村三樹男・理事事業推進部長、西村求・監査役、吉川照一・理事工務部長の三氏を内定した。瀬山幸二、岡部三男、坂本裕郷の三副社長は退任する。新任監査役候補には取締役から異動する伊藤三雄常務、同じく佐野正・釧路支店長と、社外から出倉正浩・北海道総合信用保証顧問の三氏が内定した。

東北電力

 新任取締役候補に三瓶光紀・経理部長、佐藤裕雄・宮城支店長、鈴木満・火力原子力本部燃料部長、前川文章・電力流通本部電力システム部長、五十嵐喜良・火力原子力本部火力部長、石塚卓美・岩手支店長の六理事を内定した。岡田健治、鷲尾幸司両副社長と、杉山眞一、須藤豊、青木康芳、濱田敏克の四常務は取締役を退任する。また新任監査役候補には、須藤豊常務が取締役から異動するほか、社外から藤原作弥・前日本銀行副総裁、檜垣梧郎・日本冶金工業前会長(現顧問)の両氏を迎える。

東京電力

 築舘勝利常務・新事業推進本部長の副社長昇格と、服部拓也・原子力本部副本部長、伏見健司・立地地域本部副本部長、早瀬佑一・企画部担任兼電事連派遣、水谷克己・総務部担任の四取締役の常務昇格を内定した。新任取締役候補には、社外から青山●・前東京都副知事、森田富治郎・第一生命保険社長の両氏を迎え、猪野博行・火力部長、臼田誠次郎・工務部長、川井吉彦・理事広報部担任、木村滋・電力契約部長、皷紀男・理事立地地域本部立地部長兼環境部、中村秋夫・技術部長、藤本孝・配電部長、槇野浩・営業部長、松村一弘・福島第一原子力発電所長兼原子力本部福島第一原子力調査所長、山口学理事・神奈川支店長の計12名を内定。築山宗之、尾崎之孝・両常務と二見常夫・社長付特別補佐、松村勝・東京支店長、高坂和夫・燃料部担任、岩科季治・技術開発本部副本部長兼技術開発研究所長、吉越洋・建設部長、西尾信一、中島正剛の七取締役は退任する。(●はにんべんにハと書いて月)

中部電力

 野田泰弘、山内拓男・両常務の副社長昇格と、越智洋・東京支社長、河津譽四男・工務部長、木下昭一・名古屋支店長、堀越正勝・制御通信部長、水谷四郎・静岡支店長、森夲正・関連事業部長の六取締役の常務昇格を内定した。青木輝行、寺澤宏、中野淳司の三副社長と、真鍋和雄、望月秀俶、八木達雄の三常務は退任する。新任取締役候補は監査役から異動する大當武志氏と、各務正博・経営戦略本部本部長、久米雄二・岡崎支店長、城後讓・技術開発本部電力技術研究所長、田中孝明・長野支店長、藤岡旭・秘書部長、三田敏雄・火力センター所長の六支配人。新任監査役候補には取締役から異動する鈴木正俊・社長付と、吉田均・支配人考査部長および社外から須田ェ・東海旅客鉄道会長を迎える。

北陸電力

 成田尚武、倉久俊・両常務の副社長昇格と、田憲一・東京支社長、永原功・経営企画部長、松波孝之・富山支店長の三取締役の常務昇格を内定した。新取締役候補は、柿田彰・経理部長、金岡潤一・営業技術部部長、久和進・電力流通部長、清原邦彦・総務部長、千代鴻一郎・志賀原子力発電所長、辻井庄作・志賀原子力発電所建設所長、長田武嗣・石川支店副支店長兼立地環境部部長、濱田昌一・購買部長、松長賢・火力部長の九支配人を内定。石原實、古田暉彦・両副社長、上村雅一、荒木哲也・両常務、田榮一・石川支店長、辰巳昭・経営管理部長、片岡直昭・技術開発研究所長、柳澤昭信・営業技術部長、齊藤驪ウ・福井支店長は取締役を退任する。新任監査役候補に紙井成章・支配人営業推進部長を内定した。

関西電力

 岸田哲二、吉本圭司、森本浩志、青木勲の四常務の副社長昇格を内定した。常務には松村洋、佃郁朗、小笹定典、篠丸康夫、橋本倫行、齊藤紀彦の六取締役と神野榮支配人が昇格する。新任取締役候補は田中宏毅、藤井眞澄、辻倉米蔵、吉田護、神野榮、寺本嵩、多山洋文、宮本恒明、濱田康男の九支配人と、同社監査役の田代和・近畿日本鉄道会長および、井上礼之・ダイキン工業会長兼CEO。新任監査役候補は副社長を退任する後藤洋治氏、松本翼取締役、中森朝明支配人と、社外から土肥孝治氏(弁護士、元検事総長)、森下洋一・松下電器産業会長、今川明・元大阪市収入役、中村桂子・JT生命誌研究館館長の七氏。監査役に異動する後藤副社長、松本翼取締役のほか、佐藤和夫、長田英機の両副社長、本久雄、秋山哲夫、冨士原坦の三常務、北本浩之、小川丈三、八束浩、石川博志(相談役)、新宮康男(住友金属工業相談役名誉会長)の五氏は取締役を退任する。

中国電力

 新任取締役候補に荒川昌治・鳥取支社長、熊野光暁・東京支社長の二支配人、神出亨・流通事業本部部長、福田昌則・労務部長、藤井浩・電源事業本部部長、渡部正・エネルギア事業推進室部長の四理事を内定した。亀井清志、木村修三、加藤義明の三副社長と北野盛荘常務、松本喜一郎取締役、漆島宗作取締役は退任する。退任する亀井、木村両副社長は同社顧問に就任の予定。また、新任監査役候補に西口千登志・支配人山口支社長が内定した。

四国電力

 新任取締役候補として洲之内徹・人事労務部長、小野健・電力輸送本部送変電部長、新田芳樹・火力本部火力部担任の三支配人を内定した。蓮井康・常務・火力本部長、土木建築部担当、武山正人・土木建築部長、遠藤健・電力輸送本部系統運用部長は取締役を退任。

九州電力

 同社では既に4月1日、松尾新吾常務が社長に昇格し、鎌田迪貞社長が会長に就くトップ人事を内定している。今回内定した役員人事は、芦塚日出美、奥井洋輝、松本茂彦、さ藤光昭の四常務の副社長昇格および、石井拓取締役、樋口骭[・取締役執行役員お客さま本部副本部長、平塚強一・常務執行役員電力輸送本部副本部長の3氏の常務昇格。また、武田守正・佐賀支店長、一ノ瀬秋久・福岡支店長、小田原智一・鹿児島支店長の三執行役員が新任取締役候補に内定。これに伴い、大野茂会長が相談役に退くほか、石川敬一、豊島令驕A上田憲幸の三副社長は取締役を退任する。新任監査役には副社長を退任する上田氏が就くほか、三小田元・経理部長と社外監査役として中里公哉・福岡空港エンジニアリング相談役を起用する。

日本原子力発電

 目黒芳紀常務の副社長昇格、内山昌幸・取締役総務室長と平井啓詞・取締役研究開発室長の常務昇格を内定。新任取締役候補には頼敬・理事企画室長と、社外から沢邦彦・富士電機社長、西岡喬・三菱重工業社長を迎える。岩崎洋一・常務取締役廃止措置プロジェクト推進室長、水野政明・取締役敦賀地区本部副本部長兼業務部長兼敦賀調査所長、中里良彦・取締役(富士電機相談役)、増田信行・取締役(三菱重工業会長)の四氏は退任する。

電源開発

 中神尚男・常務取締役の副社長昇格を内定した。新任監査役に曽根健資・財務部長を起用。布施和夫、岩下修・両常務と亀岡哲也・監査役は退任する。6月30日開催の株主総会で承認を求め、同日付けで経済産業大臣の認可を受ける予定。副社長昇格については株主総会後の取締役会で決定する予定。


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