[原子力産業新聞] 2003年6月5日 第2188号 <1面>

[RCA] 政府専門家会合開催

 原子力科学技術に関する研究・開発及び訓練のための地域協力協定(RCA)の第25回政府専門家会議が、5月26〜28日、スリランカのコロンボで開催、16か国の代表33名と国際原子力機関(IAEA)技術協力局のサレマ部長(=写真)が出席し、RCAの現状及び将来計画について討議した。

 2003年のRCA予算は430万ドル(約5億円)で、39のプロジェクトを実施する計画。重点分野は、環境・工業、医療、農業であり、日本は医療分野で2004年からリードカントリーとなることが決まった。「プロジェクトを重点化し、数を絞るべき」という意見も出された。

 FNCAについて原産の町常務理事が報告、インド代表等からRCAとの相乗効果に高い評価と期待が表明された。また、RCAの運営の効率化を図る具体的方策を検討するため、4か国の代表からなるタスクフォースが設置された。


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