[科学技術・学術審議会] 技術士に原子力部門 来年度に初の試験

　技術者の国家資格である技術士の制度見直しを進めていた文部科学相の諮問機関である科学技術・学術審議会は２日、原子力・放射線部門の新設などを求める答申をまとめた。技術士資格にはこれまで、機械や建設、情報工学など２０の部門が設けられていたが、原子力関連部門はなく、高い倫理と専門性を兼ね備えた国家資格として同部門の新設が日本原子力学会等から要望されていた。今後、試験内容の具体的な準備を進め、来年度にも同部門の初の試験が行われることになる。