[原子力産業新聞] 2003年6月5日 第2188号 <4面>

[経済産業省] 節電実験を実施 一般家庭500世帯分に

 経済産業省は5月26日、昼休み(12時15分から13時15分まで)に一斉節電運動を実施した。省内の電灯、空調、エレベータ、各職員が仕事で使うパソコンまで、必要ない電気を最大限節約したら、どの程度の節電効果があがるかを実験的に実施したもの。

 その結果、本省本館と別館については、857キロワット節減でき、節減率は29.4%となった。特許庁庁舎では平均790キロワット節減し節減率が23.1%だった。今回の節電効果はおおむね一般家庭500世帯分の消費電力にあたるという。今回の節電実験は、6月末にも首都圏でひっ迫が懸念される電力需給への対応に、まず足下から率先して意識を高めようというねらい。


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