[原子力産業新聞] 2003年6月5日 第2188号 <3面>

[関西電力] 大飯1、原子炉を起動 熱出力一定運転に

 大飯原子力発電所1号機(PWR、出力117万5000キロワット、定格熱出力342万3000キロワット)は2日、原子炉を起動した。その後4日に調整運転に入り、来月上旬にも経済産業省の最終検査を受けて本格運転を再開する予定だ。

 なお、調整運転を開始した段階かた定格熱出力一定運転に入ることにしている。

 原子炉熱出力を原子炉設置許可で認められた最大値である定格熱出力に保ったまま運転する方法で、冬季のような海水温の低い時には発電効率が良くなる。

 大飯1号機は、今年の4月14日から第18回定期検査を実施していた。


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