[原子力産業新聞] 2003年6月12日 第2189号 <1面> |
日韓首脳、核開発阻止で一致国賓として6日から9日まで訪日した韓国の盧武鉉大統領は、7日、小泉首相と日韓首脳共同声明を発表。北朝鮮の核開発問題について、「朝鮮半島のみならず、北東アジア地域の平和と安定及び国際的な核不拡散体制にとって深刻な脅威」で一致し、北朝鮮の核保有や、いかなる核開発計画も容認しないこと、この問題を平和的、外交的に解決することで合意した。 このため両首脳は、北朝鮮が事態を悪化させる行動をとらないよう求め、北朝鮮の核兵器計画を検証可能かつ不可逆的な方法で廃棄するため、日韓米3か国が緊密に連携し、中国、ロシア等とも協力することで合意。北朝鮮に関連する諸問題を包括的に解決するため、4月に北京で開かれた米中朝協議に続く会談を、日韓両国が参加する多国間で行うことに「強い期待を表明」している。 |