[原子力産業新聞] 2003年6月12日 第2189号 <1面>

[IAEA] イラク査察を再開

 国際原子力機関(IAEA)は7日から、バグダッド南東約50キロメートルにあるツワイサ原子力研究所の査察を開始すると発表した。査察団は6日にバグダッド入りし、約2週間かけて核物質の在庫等を検証する。

 今回の査察団は、核不拡散条約(NPT)にもとづく保障措置協定により、派遣されるもの。ツワイサ研究所には、IAEAの封印がされた1.8トンの低濃縮ウランや500トンの天然ウランの在庫があり、略奪行為が報じられている。


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