[原子力産業新聞] 2003年6月12日 第2189号 <3面>

[加・CNSC] チョークリバー施設の認可更新

 カナダ原子力安全委員会(CNSC)は5月27日、カナダ原子力公社(AECL)がオンタリオ州チョーク・リバーで操業している複数の原子力研究開発施設について運転認可の更新を認めると発表した。

 今回認可が更新されたのは、チョークリバー研究所(CRL)敷地内にある@民間企業所有の医療用放射性同位元素生産用メイプル研究炉2基(各熱出力10MW)A放射性同位元素抽出用のホット・セル施設であるNPFBCRL内にあるそれ以外の全設備(同位体生産用NRU研究炉やモリブデン99生産施設、原子力燃料製造施設など)。

 今年の1月と4月に開催した公聴会を経てCNSCは、「AECLにはメイプル炉とNPFを2005年5月末まで、それ以外のCRLの全設備については06年7月末まで問題無く操業するだけの資格がある」との判断を下したもの。


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