[原子力産業新聞] 2003年6月19日 第2190号 <2面>

[米国] 「国民第一に」

 北朝鮮が「核開発により通常兵器を減らし、資金を経済建設と生活の改善に充てる」としたことに対し、米国ホワイトハウスのフライシャー報道官は、9日の記者会見で、「おそらくこれは、北朝鮮の政策により人々の生活が虐げられていると、政府が認識していること示すもの」で、同政府が「自国の人々を第一に考え、世界が援助の意志があることを踏まえ、国民に食糧を与え、医療を行う」という「正しい決定」に役立つかもしれないと述べた。

 しかしそのためには、「北朝鮮は直ちに完全に核兵器計画を中止しなければならない」とし、「北朝鮮の人々への最大の脅威は、自国民を飢えさせている北朝鮮政府だ」と述べた。


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