[原子力産業新聞] 2003年6月26日 第2191号 <4面>

[日本原電] 敦賀1、新型制御棒に線状模様

 日本原子力発電は24日、第28回定期検査中の敦賀発電所1号機(BWR、35万7000キロワット)の制御棒点検工事において、1本目の制御棒を外観目視点検したところ、制御棒表面のシース(ステンレス材の板 SUS316L)とハフニウム板固定部材(ステンレス材)との溶接部近傍に、長さ数センチの「ひび割れ」と思われる線状模様を、十か所確認したと発表した。

 原電では今後、これと同タイプの新型制御棒(残り4本)について、点検を行うこととしている。


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