[日本原燃] 保安院、品質保証体制を点検

　日本原燃は６月２４日、経済産業省原子力安全・保安院に対し、青森県六ヶ所村の再処理事業所使用済み燃料受け入れ・貯蔵施設および再処理施設本体の点検状況を報告した。

　これを受けた保安院では、�@点検作業中に発見された複数の新たな貫通欠落部位においても不適切な溶接施行が行われていたこと�A埋め込み金物のスタッドジベル切断されたものがあること�B使用前検査期間中の補修工事を国に報告しなかったこと――などが報告されていることから、これら事案の原因について、「原燃全体における品質保証体制に問題があったと考えられる」として、同日、同社に対し、施設・設備建設時の不適合処理などの品質保証体制について点検を行うとともに原因を究明し、結果について速やかに報告することなどといった対応を、文書で求めた。